「糖尿病」の食事について
皆さん“糖尿病食”や“治療食”と聞くと単位の話やカロリー計算があって大変そうなイメージを持つと思います。また、栄養指導では「あれこれ駄目と言われそう」や「理想の食事は理解しているがその通りは出来ない」といったこともあるでしょう。
それぞれライフスタイルやお悩みは違っていて理想通りというのは難しいです。管理栄養士は皆さんの生活に合わせて、出来ることを一緒に考えていくパートナーです。お一人で悩まずにぜひお気軽にお声掛けください。
【あなたの質問に答えます!!】
Q:野菜が摂りにくい。特に朝は準備するのが大変。
A:冷凍野菜の活用はいかがでしょう。自然解凍が出来るものやカット野菜もあります。
余裕のある時に作り置きして冷凍や冷蔵をしておき、忙しいときの1品にするのもいいですね。
Q:1日に少しでいいからお菓子を食べたい。いつでも良い?
A:1日1回、食後にしましょう。可能であれば夕食後や寝る2~3時間前の摂取は避けるようにしましょう。また個包装の物を選択すると食べ過ぎを防ぎやすくなります。
小袋1袋に留め、出来れば80Kcalまでに抑えることをお勧めします。
・GI(グリセミックインデックス)
食後血糖値の上昇度を示す指数です。GIが高い食材ほど血糖値が急上昇し、低い食材は緩やかに上昇します。同じ糖質量でもGI値が違うことはあります。
・糖質制限
極端な糖質制限は他疾患のリスクを上昇させてしまうこともあり危険です。食事バランスを崩し過ぎず3食バランス良く摂取することをお勧めします。
・ロカボ
〔おいしく楽しく適性糖質〕をコンセプトにゆるやかな糖質コントロールする食事療法の一種です。気になる方はホームページもあるのでチェックしてみてください。
[世界糖尿病デー知ってますか?〕
11月14日は世界糖尿病デーです。世界中で様々な糖尿病啓発キャンペーンやイベントがあります。その趣旨は多くの人が大切な人とともに糖尿病について考え、予防に向けた一歩を踏み出せるような気付きを与えるというものです。