2020年4月より「すい臓がんリスク検査コース」を新設いたしました。
すい臓がんは初期症状がほとんどなく、発見・治療が大変難しい病気です。当院では、すい臓がんの早期発見のためにリスクとなる所見を複数の検査を組み合わせてチェックします。
お電話にてご予約ください。(受付窓口:健診・ドック担当)
料金(税別) | ¥36,000(税込¥39,600) |
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曜日・時間 | 毎週木曜日 14:00-16:00 |
予約受付窓口・ お問い合わせ時間 |
平日 11:00-16:00 (土日祝日、年末年始除く) TEL 087-868-9526 |
検査内容
腹部MRI(MRCP)検査(検査時間約1時間)
MRI装置で強力な磁気と電波を利用して胆嚢や胆管、すい管を同時に抽出する検査です。
撮影前に胆管・膵管の抽出を良好にするためMRI用経口消化管造影剤(250ml)を飲んでいただきます(※マンガンを含むのでまれに軟便・下痢などの症状が起こる場合があります)。検査は30分ほどかかりますが、動きに弱いため検査中は体を動かさないように注意して頂き、何度か息を止めながら検査を進めていきます。
すい臓超音波検査(検査時間約30分)
超音波を用いて体内の臓器の形態や大きさ、すい管の様子、腫瘍の有無、血流などを観察します。ベッドに寝ていただき、検査用ゼリーを体に塗布し検査を行います。
採血 腫瘍マーカー(CA19-9、DUPAN-Ⅱ)
腫瘍マーカーとは、がんの存在によって血液中に増加する物質で採血で調べることができます。しかし、がん以外の疾患でも増加することがあるため、決定的な指標とするのは早計で、画像診断や生検などを組み合わせて総合的に判断するものです。
- CA19-9とは、消化管や唾液腺、すい管、胆管、気管支腺、子宮内膜などの細胞にごくわずかに存在しています。これらの部分にがんができると急に増加して、血液中でもみられるようになります。
- DUPAN-Ⅱとは、肺癌、卵巣癌、膵臓癌をはじめとする各種の腺癌で高値を示す、特異性の高い腫瘍マーカーです。
※検査を受けるにあたっての注意事項
検査開始は14時からになりますので、朝食は朝7時までに軽く済ませていただき、その後の飲食はお控えください。水分は水かお茶であれば飲んでいただいても差し支えありませんが、ジュース・牛乳・コーヒーなどは飲まないでください。超音波検査時は水を飲用していただきます。
すい臓がんのリスクが高い方
- 肥満傾向である
- 喫煙歴がある
- アルコールを毎日摂取する
- すい嚢胞性病変を指摘されたことがある
- 糖尿病である
- 慢性すい炎と言われたことがある
- 血縁者にすい臓がんを患った方がいる
検査結果は後日外来にてご説明いたします。検査当日の採血終了後に約一週間後のすい臓専門外来の予約を取っていただきます。